先週の金曜日、11/2のブログで、

メタップスの子会社pringが第三者割当増資!一体どういうこと?

pringの第三者割当増資IRについてまとめましたが、昨日11/5には更に色々と進捗がありました。

前回は割当先が公開されていなかったのですが、昨日のIR、

(追加開示)当社連結子会社による第三者割当増資の実施及び 子会社の異動に伴う株式評価益の計上(見込)に関するお知らせ

では、

  • 日本瓦斯株式会社
  • 株式会社UFI FUTECH
  • 伊藤忠商事株式会社
  • SBI インベストメント株式会社
  • SMBC ベンチャーキャピタル株式会社

上記5社の開示プラス、

一部割当先については先方のご意向により引き続き非開示とさせていただきます。

という一文がありました。

また、割当先からもニュースリリースが出ており、このあたりも整理してブログを書きたいと思います。




第三者割当先を整理してみよう

まずはこちらの図をご覧下さい。

pringへ出資している企業をIRごとにグルーピングし、逆算で持分比率を計算しています。

前回もこの比率を使って説明していますが、こうしてみるとメタップスが筆頭株主で、続いて最初にpringへ出資をしてくれたみずほ銀行・WiLが影響力が強く、後は参加企業が多くて各々どの位の持分比率か分かりませんが、pringには有名企業がこぞって興味を持って出資をしているのが分かります。

次に、pringと今後関わってきそうなサービスや企業、業務をざっと図にして見ました。。

脱サラパパの想像がかなり入ってますので、「その可能性もあるかもね」くらいの気持ちで眺めてください。

今回の出資、資本関係を良く見て行きますと、

  • 日本瓦斯株式会社

メタップスの第二位株主。10月のIRで既にpringへの第三者割当増資を受け、資本提携を締結するという事は決まっていました。

また、2番目の図に「雲の宇宙船」を載せていますが、ここではエネルギー業界のための業務効率化システムの開発・運用をしています。出資しているのは、

  • 日本瓦斯グル―プ55.2%
  • 株式会社メタップス25.0%
  • KDDI株式会社9.9%
  • 日立キャピタル株式会社9.9%

今回のpringへの出資の件も合わせると、ニチガスとメタップスの繋がりが相当強いというのが分かりますね。

pringを利用した経費や支給などのお金に関わる業務改善は、出資をきっかけに更に進んでいくと思われます。

  • 株式会社UFI FUTECH 、伊藤忠商事株式会社  

ここの2社は合わせて話を整理した方が分かりやすいと思います。

まずここの頭は伊藤忠商事。

その傘下にユニー・ファミリーマートホールディングス。

そのフィンテック事業を推進しているのが伊藤忠とファミマの合弁会社UFIという構図です。

また、ユニーをドンキホーテが完全子会社とし、ファミリーマートがドンキホーテの株を20.17%取得して持分方適用会社に組み込む動きがありますので、pringとしては、

  • ファミリーマート
  • ドンキホーテ
  • ユニー系列

への導入が期待されます。

ファミリーマート、伊藤忠からのニュースリリースによると、

送金・決済事業を展開する pring 社への出資について

pring については、今月中を目処に伊藤忠商事本社ビル内ファミリーマートの店舗に導入し、順次店舗を拡大してまいります。また、このたびの出資により、pringの完全無料の個人間送金サービスや銀行口座接続インフラを活用した事業シナジーの発掘や新たな金融事業の創出についても合わせて検討を進めてまいります。

伊藤忠、「プリン」に出資 スマホ個人間送金

伊藤忠はまず、本社内のファミリーマートの店舗で決済システムを導入する。今後は他のグループ会社も含めた店舗網での導入を検討していく。

伊藤忠はクレジットカードを持たない消費者でも携帯電話とメールアドレスがあれば電子商取引(EC)サイトで即時買い物ができる決済サービスの運営会社などにも出資している。幅広なフィンテック技術を取り入れて、消費者の利便性を向上させるとともに、データを活用した効率的なマーケティング機能などを構築していく。

まずはファミリーマートへの導入。

それからドンキなどのグループ会社、フィンテックサービス、ECサイトへの展開も進んで行きそうです。

想像が飛躍させると、ファミリーマートからのリリースの一文、

2018 年 12 月 4 日 (火)よりスマートフォンの画面上に電子バーコードを表示させ、レジで決済が出来るバーコード決済サービスをコンビニエンスストア最大級の規模で取扱い開始予定です。

バーコード決済については、メタップスの韓国子会社が提供している決済ウォレット「smart+」はバーコード決済アプリでもあるので、メタップスとの関係が深くなればオリンピックに向けてsmart+が日本に上陸し、海外の方がファミリーマート等でも使えるようになるといいなあと思っています。

  • SBI インベストメント株式会社

SBIホールディングスの子会社でベンチャーキャピタルファンド等の運用をしています。

pringとしては住信SBI銀行との提携を期待したいですが、ご存知の通りSBIでは「Money Tap」というキャッシュレス決済アプリを展開しています。

以前、

キャッシュレス決済の未来予想図とpringとMoney Tap

という記事を書いたのですが、個人的にはQR決済はこのMoney Tapとpring、

メガバンク 対 ネット銀行

のシェア争いです。

と見ていました。

地銀をどちらが抑えられるのか、という綱引きでもあります。

そのSBIがpringに資本を注入してきたのはリスクヘッジなのか共存なのか?

分かりませんが、少し変化を感じています。

  • SMBC ベンチャーキャピタル株式会社

三井住友銀行系列のベンチャーキャピタルです。

pringでは既に三井住友銀行の口座と連携して使えますが、今回ついに資本参加となりました。

赤色の銀行と青色の銀行の中立にいる緑色の銀行と言われていますが、pringに一歩寄り添う形になりましたね。

赤青緑については、色々書きたいのですが、センシティブなところなのでこの辺で。

ずっと追いかけてきたpring

脱サラパパはpringの荻原代表が参加したキャッシュレスセミナーや福島の実証実験の現場に行ったり、pringを使った個人間送金リレーなどを行ったりしてpringを追いかけ、応援してきました。

pringの話が聞きたくてキャッシュレスセミナーに行って見た

pringのキャッシュレス実証実験を体験したくて福島へ行ってみた

pringは使用できる店舗や提携銀行がなかなか増えず、キャッシュレス・QR決済というニュースがスポットが当たり始めた今でさえ認知度が低い状況です。ですが、今回の件で、商社・銀行・インフラ・コンビニこの縦軸が揃った事で、シェアを一気に拡大できる体制が整ったと感じ、とても嬉しく思っています。pringがどれだけ素晴らしいサービスか、実際に利用した事がある人は分かりますが、全国で使える核となる店舗がなければ、一般ユーザーや中小店舗への訴求力はなかなか上がらないでしょう。

逆に言うと、一角を落とせば後は「使える決済サービスが欠けているとお客を逃すかもしれない」となり、他のコンビニなど大手小売店への導入も促進され、一気に利用者が増える可能性があります。

ここまで漕ぎ着けるのに、荻原代表を始め、広報の曽根田さん、pringの社員のみなさんは相当なご苦労をされたと思います。

「お金の通り道にお金はかからない」を当たり前に

これが実現する事、そしてこれからの更なる飛躍をいちユーザーとして願っております。

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