このところのキャッシュレス決済の新サービスのニュースラッシュを見ているとさながら戦国時代のようですね。

QR決済だとLINE Payにpring、最近だとソフトバンクのPayPay。

Felica(非接触型決済)だとApple payやGoogle Pay、最近だとみずほWallet。

2017年12月に発表された経済産業省のデータ(2016年度調べ)を見ると日本のキャッシュレス比率は約20%。

しかも内訳としてはSuica他電子マネーが1.7%、デビットカードが0.3%、QRコード他はほぼゼロという状況でした。

現金管理やレジのオペレーションを含めた効率化、インバウンドの取り込み、購買ビックデータ分析と様々な効果をもたらすこの市場に、雪崩のように今各社競ってサービスを打ち出してきています。




キャッシュレス決済は大きく分ければ2つ

クレジットカードやデビットカードを除けば、どんなにキャッシュレス決済の種類が増えようとも、現状は大きく分ければ2種類しかありません。

  • QRコード決済
  • Felica(非接触型決済)

それぞれに特徴があり、またお互い苦手な商圏があります。

恐らく3年以内にはそれぞれの決済方法で生き残るサービスが決まるのではないでしょうか。

色々なサービスを比較しようとしましたが、分かりづらくなるのでここではpringとみずほWalletを例にとって見ましょう。(たくさんのサービスを纏めるのが面倒臭くなった訳では無い・・・決して)

上から順に比較してみると、

・決済方法 / pringはQR、みずほWalletはFelica。ちなみにpringにはみずほが出資しています。IT企業メタップスの子会社です。

・店舗決済手数料 / pringはいつでもどこでも0.95%と業界トップクラスの安い手数料です。これはカード会社が間に入っていないので実現しています。みずほWalletはSuicaのシステムを利用しているので決済手数料は高めです。但し、コンビニや大型店舗などのパイが大きい所はこれよりも安い手数料で導入される事が予想されます。

・初期費用 / pringは自前でipadなど持っていればそれを利用する事が出来るのでほぼゼロで済みます。みずほWalletはSuica決済端末を導入すると初期費用が掛かりそうですが、Airペイというカードリーダー会社のサービスを利用すれば2万程度で済みそうです。

・デバイス / pringはipad一つあればどこでも場所を選ばずに決済できる身軽さがあります。みずほWalletはSuica決済端末を使うのであれば設置について少し考えなければなりませんね。

・決済スピード / pringのQRコード決済も早いのですが、アプリを使い慣れていない人が列にいたりするとロスの時間が多そうです。みずほWalletは迷いようもないですからこれについては圧倒的ですね。混雑する場所ではQRコード決済はオペレーションに工夫が要りそうです。

・使用可能店舗 / QRコードがそもそも日本では始まったばかりなのでこれからとなります。Felicaが使える所は大分増えてきましたね。

・個人間送金 / pringの得意とする分野です。手数料は全て無料で、メッセージのやり取りも可能。IDやニックネームを変更すれば匿名性も保つ事ができます。みずほWalletはダウンロードして確認して見ましたが、今の所個人間送金機能は見当たりません。

・集客支援事業 / この分野はまだどちらも情報が出揃っていません。ただ、みずほWalletについてはアリペイやamazon payの流れを汲むとすれば、与信管理や事前決済などのサービスが出来るようになってもおかしくありません。

棲み分けされている決済方法

比較して見ると、

pring(QRコード決済)は資金力のない個人店舗

みずほWallet(Felica)はコンビニや資金力のある大型店舗

こういった棲み分けになりそうですね。

小売業の経常利益率が3〜5%位、飲食業が8〜10%位なので、個人店舗ではコスト面でFelicaを使えるところは中々ないでしょう。

みずほ銀行として見たときに、パイの大きい商圏ははみずほWalletで、それを囲む面の商圏と個人間送金はpringで攻めるという戦略なのかな?

それとも別のQR決済システムもみずほWalletに乗せるのかな、という考えも頭をかすめますね。。。

なんにせよ、どちらのサービスも普及すれば、日本でも財布を持ち歩かなくても良い時代が近い内に来るような気がします。

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