脱サラパパでございます。

トレードでメンタルをコテンパンにやられており、

「ふらっと旅に出たいなあ」

などと現実逃避をしながらもギリギリの所で戦っています。

結果はどうあれ、今年のトレードをやりきったらどこか旅へ出よう・・・




8月23日のデイトレード結果

【デイトレード結果】

※FXで主にUSD/JPY、EUR/USDのトレード

※前日のナイトセッション+当日のデイの合算

自転車に乗れない

とことん勝てません。

最近のトレード傾向を大雑把に言うと、

  • 勝率50%
  • リスクリワードレシオ1.0

で、FXブローカーに支払っている「スプレッド+外手数料」分が丸々損失になっている感じです。

サイコロ振って売りか買いかを決めてトレードするのとほぼ変わらない実力。

勝率があと1%、リスクワードレシオが0.1でも上がれば利益が出るのに一歩足りない。

ただ闇雲にトレードしてるわけではなく、目指すべきトレード・やるべきことは明確なのに上手く行かない。

自転車に乗る練習をしていて、もう少しで転ばずに進めそうなのに、後一歩及ばず乗れない。

そんな感じです。

台湾の陳さんの涙

サラリーマンを辞めた後、しばらく方々へ一人旅をしていました。

今でも思い出すのが台湾のガイドの陳さん。

台湾は「安い・近い・食べ物が美味しい」という理由だけで決めて、3泊4日で宿泊先以外はほぼノープランで行きました。

現地に着いて観光マップを見ながら一人ぷらぷら。

小籠包を食べたり台北の有名どころをある程度周ったらやることが浮かばなくなり、現地の日本人向けオプショナルツアーを申し込むことに。

タイミング良くもうすぐ出発するツアーがあり、滑り込みで申し込み。

1日目は台北近郊巡り、2日目は九份(千と千尋の神隠しのモデルになった?と噂される台湾の観光地)へ向かうバスツアーで、そこのガイドの陳さん(推定50歳のおじさん)が面白かった。

辿々しい日本語ながら、冗談交じりにガイドをしてくれる名物おじさんといった感じ。

キャラクターの癖が強すぎて他のツアー客の反応が薄い中、その雰囲気のシュールさとオチが絶妙な話術にハマってしまって私は思わず一人拍手をしたりしてリアクションをしていました。

1日目のツアーが終わって一度解散、陳さんとはここでお別れ。

帰り際に今までのおチャラけた顔から一転、真面目な顔をして

「盛り上げてくれてありがとね、うれしかたよ」

と声を掛けてくれました。

お客さんのためなら道化も演じられる、プロのガイドさんだなと感じました。

次の日のツアーは別のガイドさんで、夕方に各ホテルへバスが迎えに来てくれることに。

(目的地の九份はその夜景が幻想的なことで有名)

時間が来たのでロビーで待っていましたが、ピックアップの予定時刻を過ぎても迎えが来ず・・・

オプショナルツアーのお店へ連絡すると「ちょっと待ってね、確認するよ」という返事。

その後直ぐに陳さんから連絡が来て、

「バスが確認不足、直ぐ行きますのですみませんが待ってて!」

私が滑り込みで申し込んだからか、ツアー会社の中でピックアップの情報が共有されていなかった模様。

ほどなくして陳さんが車で迎えに来てくれてバスに合流することが出来ました。

車内で陳さんは涙を滲ませながら、

「せっかく楽しみに台湾に来てくれたのに申し訳ない」

「何かあったら私に連絡して、なんでも対応する」

と言ってくれました。

「大丈夫だよ陳さん、大したことないトラブルよ。」

と言うとホッとしたような顔。

お客さんにも仕事にも真摯に向き合っている方なんだろうと思います。

台湾について色々教えてくれて、楽しい道中となりました。

今でも台湾の思い出といえば九份の夜景よりも陳さんの顔が浮かんできます。

無計画で台湾に行きましたが、おかげで思いがけず印象深い旅となりました。

一人旅はどこへ行ったかより、誰に会えたかの方が大事なのかもしれません。

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どうにかしてトレードに結びつけたオチで締めようとしましたが何も浮かびませんでした。

陳さんのようには行きませんね。