脱サラパパでございます。
平成最後の株式相場を迎えました。
平成から令和へと移りゆくこの時、相場がどのように動いたのかいつもより1日の動きを細かく纏めてみました。
4月26日の日経平均ですが、
前日比▲54円(▲0.24%)の22,252円と若干値を下げて着地。
昨夜のNYダウが久しぶりに下げた影響なのか(とは言っても▲0.51%)、日経平均も大きく下げてスタート。
売り圧も強く、10時位までは下げては戻り、その頭を叩かれては下値を掘るというモグラ叩きが続いて、一時22,100円台を割り込み暴落と言ってよい所まで値を下げました。
値動きも早く、「心の初動」が遅いトレーダーには難しい展開だったと思います。
10時過ぎにはスイッチが入ったように凄まじい勢いでリバウンドを始めました。
「平成の大納会だからご祝儀相場になる」
と予想していた投資家やトレーダーが多かったので、そういうものなのかなと一瞬思いましたが、その勢いも長くは続かず反落し、揉み合った状態で前場は終わりました。
後場はいつも通りヨコヨコのレンジ相場で始まりましたが、13:30頃から相場が一転。
あれよあれよと値を上げ始め、
「まさかプラ転するのでは?」
という勢いでした。
そう考えた投資家・トレーダーが多くて値を上げたのか、それとも裏で何かの力が働いたのか。
分かりませんが、平成最後の相場は暴落から小幅な下げという所まで値を戻して、
一応は「令和」に繋がる体裁は整った形で相場は締まりました。
GW明けの「令和相場」がどんな形で始まるか、ゆっくり休養して迎えようと思います。
仮想通貨は通貨になり得るのか?
今日気になったニュースは、
「ビットコインが急落 テザー社の裏付け資産不正利用が発覚」
米ニューヨーク州のLetitia James司法長官が大手取引所BitfinexやTether社の親会社iFinex社に対して裁判所命令を発令したことが本日発表された。今回の発表でステーブルコインのテザー(USDT)の裏付け資産から8億5000万ドル(約950億円)相当の資金を不正に利用していたことが発覚した。影響は仮想通貨市場全体に波及している。
ドルをペッグしたステーブルコインのテザーが950億円相当の顧客資産を不正利用していたとのことです。
良く分からなかったので調べてみると、そもそもテザー(USDT)とは、
- 今まで資産価値の裏付がなかった仮想通貨に法定通貨を裏付けとしたステーブルコイン
- つまり、1USDT=1USD
- 例えるなら500円を入金した裏付けのあるSuicaなどの電子マネー
- 電子マネーの性質と仮想通貨の性質を持ち合わせている
その機能を正しく使えば仮想通貨も有効活用できるはずが結局は、
運用する「大人」の都合で良くも悪くも利用出来てしまう
のが大きな課題ですね。
Suicaに500円入れたのに、JRが勝手に顧客の500円を投資などに不正利用していて、いざSuicaを使おうとして0円になっていたら怖くて利用しようとは思いませんよね。
仮想通貨自体に罪はありませんが、こういったニュースや仮想通貨取引所へのハッキング・流出などなど。
仮想通貨の可能性を感じさせるとともに失望したのも「平成」の一つの大きな出来事だったと思います。
お金って何?
信用って何?
それらを深く考える機会を得られたのは個人的には良かったのかなと感じています。
「仮想通貨」が「通貨」になり得るかどうか。
まだ時間が掛かりそうですが、
- 資産価値の裏付け
- 信用の裏付け
が「令和」には実現することを願っています。
本日のデイトレード結果
損益 /+7,969円
4月累計損益 / ▲104,189円
取引回数 /1回
※取引銘柄は日経平均に連動する日経レバレッジETF(1570)
※損益は手数料・税金を除いた最終損益を記載しています
本日は+7,969円の微益。
相場のスピードが早かった事もありますが、取引回数が1回と慎重になりすぎたかも知れません。
ある程度トレードの経験の蓄積がされてくると、
チャートのパターン
も覚えてきます。
「前はこのパターンでやられた」
「このパターンはこれから上がるはずだ」
ややもすると過去のパターンを今のチャートに当てはめて予想や予測を始めたりします。
負けが続いている時は悪い予想を。
勝ちが続いている時は良い予想を。
自分の都合に合わせてあれこれ頭の中でガチャガチャし始めます。
そうすると、自分で決めたトレード手法通りに出来なかったり、迷いが生じてエントリーポイントを見逃したりする事があるなと今日のトレードでは特に感じました。
パターンを覚えるのは大切だとは思うのですが、あくまで過去は過去。
今のトレンドがどうなのか冷静に見定められるようになりたいです。
平成最後の株式相場にデイトレーダーが思うこと
株式投資やデイトレードもそうですが、この世界に関わっているとお金が簡単に増えたり減ったりします。
お金の魔力は凄いもので、今まで気付かなかった自分自身の欲深さを見せ付けられました。
投資やデイトレードをしていて感じるのは、それらを無理に抑え込むのは難しく、上手に付き合うしかないなという事。
また、
株式市場の事で頭の中を支配されたり、
勝った負けたの感情を引きずったりと、
プライベートの生活の質まで影響を与えかねない
魅力的かつ恐ろしいものだという事。
脱サラし、株式市場と関わることを生業としている私は尚更影響されていると思います。
株式投資やトレードとは、
ファンダメンタルズ分析やテクニカル分析、
相場勘を鍛えるだけではなく、
相場と生活の線引きの仕方や、それらの感情と上手く付き合うことも含めて株式投資・トレードなんだと。
その結果、得られたお金をどう使うのか、そもそも幸せは何なのかを考えるのが大切だと。
この平成の相場を個人投資家・デイトレーダーとして過ごした私は思います。
数字の増減に一喜一憂して、一時はそのことばかり考えたりする時期もありましたが、
そういう経験を得られた「平成」に感謝し、「令和」では更なる飛躍が出来るように自分の頭で考えて行動し続けたいと思います。
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