脱サラパパでございます。

株式投資やデイトレードで、

「この材料ならこれから上がる」

「こんな決算では下がるだろう」

とか、

「このチャートはトレンドに乗ったから上がる」

「25日移動平均線を割ったから上値は重い」

とか、自分の直感や予想でエントリーしても上手くいかない事ってありますよね。

「自分のトレードは監視されている!?」

と考えてしまうほど、相場が逆の動きをすることも良くあると思います。

これって何なんでしょうね?

長期投資・スイングトレード・デイトレードを経験してきた私が感じたことを纏めて見ました。




相場は「儲けたい人」のパワーバランスで決まる

始めに、長期で見れば

「その株の評価は、基本的にファンダメンタルズ(財務状況や業績)に合わせて適正な株価に落ち着くもの」

と、多くの投資家と考えているのと同じように私もそう思っています。

ですが、その株価に落ち着くのが1年後なのか2年後なのか、はたまた10年後になるのかは分かりません。

短期で見ても、ストップ高だった株が1時間後にはストップ安になったりすることがあり、相場は本当に良く分からないなといつも思います。

何故こういうことが起きるかというと、相場では

  • 買って儲けたい人
  • 売って儲けたい人

がいて綱引きをしているからです。

需給と言い換えても良いかもしれません。

買って儲けたい人が多ければ株価は上がり、売って儲けたい人が増えれば株価は下がる。

儲けるために株を

「買わせたり」

「売らせたり」

するわけですが、

手押し相撲

をイメージすると分かりやすいかもしれません。

足を使わず、お互い手だけを押し合って倒した方が勝ちの「手押し相撲」では、力任せに押して倒そうとしてもなかなか相手を倒すことは出来ません。

力に緩急を付けて、時には相手に押し込まれるように誘導してから押し返す、

なんて事をして相手のバランスを崩し、絶好のタイミングで押し倒す。

相場では「手押し相撲」のプロ達がひしめき合い、株価を思いも寄らない方向へ動かすので

「買わされてしまったり」

「売らされてしまったり」

することがある、というのが今の私の理解です。

「力を入れない」手押し相撲で勝つ方法

手押し相撲では、相手が「全く力を入れない状態」が続くと試合が止まってしまいます。

いくら押しても流されてしまえば相手に力が伝わらなくて均衡状態。

個人投資家の利点として良く、

「時間を味方に付けられる」

という事が挙げられますが、手押し相撲で例えるならば正に

「全く力を入れない状態」

=

「時間を味方に付けた長期投資家」

と言えるのでは無いでしょうか。

であれば、相手に力を入れさせるにはどうすれば良いのでしょうか?

一番簡単なのは、

ビックリさせる

事じゃ無いでしょうかね。

ビックリさせて、身体に力を入れさせて(硬直させる)その瞬間に押し倒す。

思わず力が入ってしまうような

衝動を誘導させる

と言っても良いかもしれません。

「売る気が無かったのに売っちゃった」

「買う気が無かったのに買っちゃった」

のは、そういった衝動に誘導させられるような値動きを見せられたせいかも知れませんね。

自分を貫き通す大切さ

であれば、投資家心理と相場が逆に動くことがあるのは良く理解できます。

これは、

長期投資・スイングトレード・デイトレード

時間軸問わず同じ事だと思います。

感情的に、衝動的にトレードしたら負けるようになっているんだと。

相手はこちらの衝動を引き出すプロだと。

そう理解しておくことは大切だなと今更ながら思います。

ましてやアルゴリズムやAIが台頭してきている今の時代です。

いい意味で人の話を聞かず、自分の頭で考えてそれを貫き通すことが相場で生き残る術だったりするのかも知れませんね。

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