脱サラパパでございます。
5月14日の日経平均ですが、
前日比▼124円(▼0.59%)の21,067円で着地。
前場の寄りはかなり低く始まり、一時は440円安の20,751円と21,000円のラインを深々と割り込みました。
上場来安値になった銘柄も結構見受けられました。
ですが、その後怒涛のリバウンドが始まります。
ほぼ調整なしで21,000円台に回復し、後場はもみ合いながらもほぼ高値圏で引けました。
総じて、
値は下げたけど強かった
という印象です。
業績予想を見るときは「為替レート」も大切なポイント
今日はデイトレードもほぼ見てるだけ状態だったので、最近の日本企業の決算を読んで気になった為替レートについて考えていました。
例えば昨日の決算発表を受け、
年初来安値を大きく割り込んだ「いすゞ自動車(7202)」の決算を見てみると、
今期(2020年3月期)の業績予想が増収減益となっております。
パッと見た感じ営業利益は下がっているものの、そこまで売り込まれる内容なのかなと感じました。
この業績予想を計画する上で欠かせないのが為替想定レートですが、いすゞの決算書を読むと、
110(USD/JPY)
となっております。
日本企業の想定レートを見渡すと甘めかなと思いますが、今のように米中貿易摩擦によって安全資産とされる円が買われて円高が進んだとします。
例えば、
110→100(USD/JPY)
になった時の為替差損をかな〜りザックリ算出して見ます。
この資料から最新の海外売上比率を計算するとおおよそ62%。
- 2020年3月期の売上予想が2,160,000百万円。
予想海外売上比率で海外売上高を算出すると、
- 2,160,000百万円×62%=1,339,200百万円
面倒なので全てドル円ベースで110→100(USD/JPY)になった時の売上高を算出すると、
- 1,339,200百万円÷110円×100円= 1,217,454百円
そうした時の為替差損は、
- 1,217,454百万円ー1,339,200百万円=▼121,745百万円
今期業績予想の営業利益から差し引くと、
- 165,000百万円ー121,745百万円=43,255百万円
かなりザックリした計算ですが、為替レートが110円→100円になった場合のいすゞの今期営業利益は、432億円となります。
本当かいな・・・
そんなことを言ったら他の想定為替レート110円の企業も暴落しないとおかしいですよね。
まあそれでも、手を動かして一応は今日の値下がりにはそう言った懸念もあるのかなと自分なりに考えて納得しました。
これも長期投資に復帰するまでの頭の体操と思って引き続き勉強していきます。
本日のデイトレード結果
5月累計損益 / +171,880円
取引回数 /1回
※取引銘柄は日経平均に連動する日経レバレッジETF(1570)
※損益は手数料・税金を除いた最終損益を記載しています
本日は▼19,603円の損失。
最初に「売り」のサインを見てエントリーしたのですが、その直後担がれて損切りしました。
そのサインもちょっと甘めに判定してしまったかも知れません。
それでも「売り」でエントリーしたのは心のどこかで
「下げ相場はまだまだ続く」
という思い込みがあったのかも知れません。
その後はリバウンド相場を眺めることしか出来ませんでした。
「またトランプ大統領が電撃ツイートするんじゃないか」
「上海市場がどこかのタイミングで暴落するんじゃないか」
「リバウンド強すぎる、どこかで急反転するんじゃないか」
と、余計なことばかり頭に浮かんで、「買い」のサインが出てもエントリーする勇気が出ませんでした。
ほんと、デイトレ難しいです・・・
気持ちが途中で切れてしまって、相場を監視しながら先に書いた為替レートについて考えたりしていました。
デイトレードは先手を取れると有利
どんな相場でも思うのですが、
先手を取れると有利
ですね。
これはメンタル的な話ですが、初回のトレードから利益を出せれば、
「今日はもう手仕舞いしてもいいんだ」
と気楽になります。
心理的に優位に立てるようになります。
気楽にチャートを見て、余裕があるお陰かサインが出ると迷いなくエントリーすることができます。
そうするともうゲーム感覚ですよね。
17万円の利益が下の記事の時も、シンプルに・マイルール通りにポチポチしていると利益が付いてきました。
上手いトレーダーはもしかしたら不利な立場になっても、常に
「俺の方が相場より強い」
みたいな心理的優位性をコントロールすることが出来るのかも知れませんね。
【応援頂けると励みになります】

