為替は今後「円安になるのか、円高になるのか?」




脱サラパパでございます。

FXブローカーの新規口座開設が思った以上に時間が掛かっておりデモトレードの日々が続いています。

為替の最近の動きを見ると急速に円高に進んで、値動きとしては非常にダイナミックですね。

今朝なんか106(ドル/円)の壁にタッチした瞬間に106.3円まで一気に反発したりと凄まじい動き。

100万通貨位でトレードしている人なら2〜3秒で30万円くらい動くことになりますから、上手い人は為替のスキャルピングで利益を得ることも出来るのでしょうね。




為替差益・為替差損について

デモトレードしながら為替(特にドル/円)について考えていました。

為替の動きは株や先物にも大きな影響を与えますし、私たちの日常に与える影響も大きいです。

以前、いすゞ自動車を例にとって為替差損の影響を考えてみましたが、

業績予想を見るときは「為替レート」も大切なポイント

2019年5月14日

この時は単純に海外売上高に為替差を掛けて算出しましたが、実際には海外の現地でモノを作って現地で売上が立てば為替差は発生しませんから、海外売上高の中でも「日本から輸出して売上が計上された額」に対してしか為替の影響は出ないはずです。

けど、

外貨を日本に戻す時には為替差益・為替差損が発生するので、今現在の連結決算上は影響していないだけと言っても良いのかも知れません。

とすると、現地でお金を回し続けている分には問題ない訳で、最終的に現地から撤退するときに初めて為替差益・為替差損が発生するということだと思います。

海外へ進出する企業が増えるという事は日本円を売って外貨を買う(円安要因)、逆に海外の事業規模縮小は(円高要因)という事ですね。

一般論で言うならば

一般的には、

  • 円高になる時は通貨「円」の需要が増えて買われる時
  • 円安になる時は通貨「円」の需要が減って売られる時

世界情勢が不安定になると「世界最大の債権国」である日本円の需要が上がって円が買われて円高になるとされています(円高要因)。

正に今がそうですね。

私はトレードの芽が出たら米国株への投資を開始したいと考えているので、

日本円が将来的に「円高に向かうのか、円安に向かうのか」は非常に気になる所です。

為替が与える影響

日本国内に住み続けるならば、物価を考えると円高の方が住みやすいのではと個人的には思っています。

(これは企業に勤めていない脱サラリーマンだからかも知れませんが)

先に書いたように企業も海外進出を拡大していて、主目的ではありませんが為替差の影響も抑えるようにしています。

今後もその方向性は変わらないとするのであれば、許容範囲の円高方向でもいいんじゃないかと。

でも米国株へ投資をするならば円安になって欲しい。

例えば米国株が20%上がったとしても、その時円高で100→80円になっていたら円換算すると損益はほぼゼロ。

先に書いた

外貨を日本に戻す時には為替差益・為替差損が発生するので、連結決算上は影響していないだけと言っても良いのかも知れません。

と同じことですね。

日本株より米国株の方が有望だと思っても、為替のことを考えると一筋縄には行きません。

為替は今後「円安になるのか、円高になるのか?」

ごちゃごちゃ書きましたが、個人的には世界経済が人口の増加とともに発展するとするならば、

超長期的には円安傾向。

相対的に日本の経済力が低下していて、かつ成長余地のある海外投資が進めば円安になるだろうという考えです。

だけど目先だけ見ると

「世界情勢は不安定、リセッションが控えていると見ればしばらく円高傾向か?」

とぼんやり考えています。

世界的にリセッションが起きれば海外への投資は中止、もしくは既存の海外事業を売却するなりして一度キャッシュに戻し、外貨から比較的安全な「日本円」を買い戻す(円高要因)動きも出てくるかも知れません。

外国の円買いと日本企業の資金の引き上げ。

円安要因と円高要因を比較すると円高の方が強い気がします。

ただし、トレードをする時は別です。

そんな分からない未来を予想するよりチャートを見てルール通りにトレードする。

今の私に一番必要なのはこの地道な積み重ねなのです。