脱サラパパでございます。
個人投資家からデイトレーダーに転向してライフスタイルも大きく変わりましたが、デイトレは本当に「重労働」だなと感じています。
この儲かっていない「脱サラパパの株暮らし」を読んで「デイトレーダーになりたい」なんて思う方はいないとは思いますが、デイトレーダー希望の方にハローワークの求人票風に実態を説明してみたいと思います。
儲かっていない実績はこちらの記事をご覧下さい。
デイトレーダーの求人票(仮)
ハローワークの求人票ですが、

これに当てはめてデイトレーダーの求人票を作ってみたいと思います。
(1)求人事業所名
事業所名:デイトレーダー株式会社
就業場所:自宅
(2)仕事の内容等
職種:デイトレーダー
仕事の内容:
- 株式、FX、先物等金融商品の売買
- トレード成績を向上させるために必要な学習全般
雇用形態:契約社員
雇用期間:雇用期間の定めなし、契約更新するしないも自由
学歴:不問
必要な経験:未経験者歓迎、パソコンはマウスが使えればOK
必要な免許・資格:特になし
年齢:15歳〜
(年齢制限の理由:満15歳以上の場合は、未成年本人を取引主体者とすることも可能な為)
(3)労働条件等
賃金:完全歩合制(買いは家まで売りは命まで)
手当:厚生年金なし、退職金制度なし
昇給:成績によってプラスもあればマイナス(持ち出し)も有り
賞与:なし
加入保険等:なし
就業時間:9:00〜15:00
残業:なし(トレード成績を上げる為の学習はご自由にどうぞ)
休憩時間:60分(株式相場の場合11:30〜12:30)
休日等:週休二日制(株式相場の場合)
備考:トレードに必要なパソコン等機材・環境、及び学習に必要な教材などは自費で購入して下さい
スーパーブラック企業
労働条件を文字に起こして見るとかなりのブラック企業ですね。
特に完全歩合制で、場合によってはマイナス(持ち出し)があるのが凶悪な条件です。
仕事をするのに必要なパソコンやネット環境も自費負担。
就業時間は5時間と短めですが、それ以外のトレードに必要な情報収集や学習は全て自分次第。
しかもどれだけ働いても賃金(利益)が出るかどうかは分かりませんし、誰もデイトレードのやり方を教えてくれません。
イスに座ってパソコンを弄っているだけだから楽かと思ったら大間違い。
常にチャート・板・ニュースに神経をとがらせて、時にはそのまま1時間全く動かないことも。
集中力が要求され就業時間が終われば疲労困憊。
今日賃金(利益)が出たとしても明日はどうなるか分からない不安定な業界。
2018年に退職(退場)した人も多いので今なら引く手数多ですが、ここの業界に就職しようと考えている人は無謀か蛮勇か、です。
デイトレーダーが見る夢
デイトレーダーの悪い面ばかり強調してみましたが、夢を見ることも出来ます。
- 取り組み方次第で賃金(利益)は天井知らず
- 誰にも干渉されることがなく、自分の采配で経営方針(トレード手法)を決めることが出来る
- デイトレード環境とタネ銭があれば何度でも再起できる
- 自分に克つ楽しさ、成長を実感できる
最初は辛いだけだったデイトレードも、私も今では段々とその楽しさが分かるようになってきました。
相場に、自分に負けたくない。
どうすれば勝てるようになるのか。
もっと上手くなりたい。
自分なりに試行錯誤して結果が出た時の嬉しさは他の仕事と変わらないと思います。
ですが、個人的にはサラリーマンを辞めてまでデイトレードに賭けるのはお勧めしません。
サラリーマンとの兼業で、投資なりブログなり資産になる副業をするのが人生を更に豊かにする一つの方法ではないでしょうか。
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