【2050年に生き残る】人口統計から見る令和の長期株式投資戦略




脱サラパパでございます。

平成から令和へと元号が変わり、新しい時代へ期待を持つ一方で、少子高齢化・人口減少が見えている日本への不安も募ります。

そんな中、私は現在デイトレードに集中しておりますが、一度手仕舞いした株式投資に再挑戦するタイミングを伺っております。

全てのデイトレーダーが考えるべき出口戦略

2019年4月6日

今度は王道の長期投資をメインに運用していこう考えていますが、今までと同じように日本株を中心とした株式投資で行くのか?

それともNYダウの力強さを見せつけた米国へ投資するか?

驚異的なスピードで米国に追いつき追い抜こうと拡大する中国か?

投資先をこれからどうするか検討しているところです。

未来を予想することは難しいですが、

人口統計学の精度は高い

と言われており、その予測をもとに経済が、

  • 可処分所得 × 人口
  • 可処分時間 × 人口

で拡大していくとシンプルに考えるのであれば、

世界人口が増えている間は長期投資をすれば報われる可能性が高い

というのが私の結論です。




世界の人口はどう変化していくか?

投資先や株式の銘柄まで掘り下げると雑多になってしまうので、ここでは人口にスポットを当てて話を進めます。

視覚的に非常に分かりやすい為、以下の人口ピラミッドはPopulationPyramid.netというサイトから引用させて頂いています。

2019年・2050年・2100年の3パターンを左から、

世界・日本・アメリカ・中国

の順に並べています。

一応、このサイトの人口推移が信頼出来るのか総務省統計局が纏めている世界の統計(元データは国連)と2050年まで付け合わせましたが、概ね近い数字でした。

ただし、先の予想になればなるほど数値の信頼性は下がると思っており、2100年の人口推移はあくまで方向性を占う程度として私は見ております。

【2019年】

世界/7,678,174,656人 日本/125,402,911人 アメリカ/331,195,364人 中国/1,398,582,297人

  • 世界の人口ピラミッドは綺麗な三角形ですね。若い世代がお年寄りを支えるのに特に問題無さそうです。
  • 日本はすでに65歳以上のボリュームも膨らんで来ている一方、20歳未満の人口が先細りした形になっています。
  • アメリカは0から64歳くらいまでやや垂直といった形です。
  • 中国は29〜34歳、49〜54歳の働き盛りの人口が多めです。

【2050年】

世界/9,725,147,993人 日本/107,411,391人 アメリカ/388,864,747人 中国/1,348,056,330人

  • 世界の人口ピラミッドも若干ボリュームゾーンが均一化してきましたが、一応は三角形の形を保っています。
  • 日本は逆ピラミッドの形を呈しています。若い世代より60〜84歳のボリュームが太く、少子高齢化を表しています。
  • アメリカは80歳以上のボリュームが若干増えていますが、全体的にまだ垂直といった形です。
  • 中国は55〜64歳のボリュームが厚く、若い世代も若干先細りの形になってきています。

【2100年】

世界/11,212,916,100人 日本/83,174,943人 アメリカ/450,384,822人 中国/1,004,391,965人

  • 世界の人口ピラミッドもアメリカと同じように垂直型の形に変化してきました。
  • 日本は少子高齢化のピークを抜け、垂直型に移行中といった形です。
  • アメリカは70歳以上のボリュームも増え、若い世代も若干先細りの形に変化してきました。
  • 中国はここに来て逆三角形の形に近づいています。

人口推移まとめ

ということで2019年対比で人口推移を纏めると、

【2019年対 / 2050年、2100年】

世界 / +20.5億人(27%増)、+35.3億人(46%増)

日本 / ▲1,800万人(14%減)、▲4,200万人(34%減)

アメリカ / +5,800万人(17%増)、+1億1,900万人(36%増)

中国 / ▲5,100万人(4%減)、▲3億9,400万人(28%減) 

  • 世界の人口は2050年、2100年も伸びるが伸び率は鈍化していく
  • 日本は2050年が長期高齢化のピークに近く、2100年には人口減が加速している
  • アメリカは2100年まで継続的に人口が増え、基本的には垂直型を維持している
  • 中国は2050年までは人口がほぼ横ばい、2100年には人口が大きく減少し高齢化も進んでいる

これらは勿論、移民政策や子育て支援などが抜本的に変わり変動する可能性もありますが、少なくとも30年後の2050年あたりまでの予測はそう大きくズレないのではないかと考えています。

そう思うと、2050年には私も60代。

何事もなければ2070年頃までは生きるかもしれません。

であれば、長期投資に適した投資先というのは人口推移の側面だけで見るとある程度絞れてきます。

未来を予想することは出来ないけれど・・・

長期投資をする上で大切なのは、

その資産を持ち続ける根拠が自分の中にあるか

だと思います。

未来を予想することは凡人の私には出来ませんが、こうした確度が見込める人口統計学をベースに、その国の成長性や安定性を加味すれば根拠の一つのベースにはなると考えています。

ここから肉付けをしていって、どの国の・どの業界の・どの銘柄に投資をすれば良いのか。

どういったポートフォリオを組めば良いのか。

引き続き考えてブログにまとめて行きたいと思いますので、ご興味ある方はお付き合い下さいませ。

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